市民活動センター神戸は、2011年の東日本大震災の発生直後より、地域の復興に少しでも協力できるよう、福島県のNPOや市民活動をささやかながら支援してきました。

3年を過ぎた今、被災地では、外部の支援団体のほとんどは現地を去り、あるいは活動規模を大幅に縮小しています。そうした中、現地のNPOとのやり取りなどを通じて、地元住民あるいは地元在住の方が中心となって立ち上げた活動やそのためのグループが着実に育ってきているという感触を、私たちは強く持つようになりました。

さらには、それらの団体には、人材の育成を軸に持続的に活動できるための財源が必要となってきていること、そして何よりも、福島の住民が置かれた状況と自分たちの活動を県外の人々にも広く知ってほしいとますます願うようになっているということが明らかになってきました。被災の規模の違いや福島特有の深刻さとは比べようもないものの、これは阪神・淡路大震災から数年を経た時点での神戸阪神地区のNPOの状況にも似ていて、とても他人ごととは思えません。

そこで、当会は、福島の市民活動資金的に応援すると共に、その実情と活動を広くお知らせすることを目的に、今年度から、この助成プログラムを立ち上げることにしました。
皆さまのご理解とご協力を何卒お願いします。

この寄付プログラムの実施に当たっては、福島県の以下の中間支援団体から、参加希候補団体のご紹介を始めとする甚大なるご協力をいただきました。改めて感謝申し上げます。
・特定非営利活動法人うつくしまNPOネットワーク
・一般社団法人ふくしま連携復興センター