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事業紹介2-①②③ ひょうごコミュニティ基金創設とその関連事業

 公的制度ではカバーされず、また企業も対応しないニーズに取り組むNPOがありますが、その活動は市民の寄付などで支える必要があります。こうしたNPO側の資金ニーズは比較的認知されていますが、他方で寄付によって社会に貢献したいというニーズの方はまだ十分に認識されず、対応できる仕組みも整っていません。
 そこで、この問題に取り組むために、KECでは「ひょうごコミュニティ基金」(仮称)創設に向けて下記の事業に取り組んでいます。
 いずれの事業も兵庫県内の6つの中間支援組織が呼びかけ・共同実施団体として取り組んでいます。
 (特活)コミュニティリンク、(特活)シーズ加古川、(特活)市民事務局かわにし
 (特活)宝塚NPOセンター、(特活)場とつながりの研究センター、KEC

①ひょうごコミュニティ基金創設事業
 2013年春の基金設立(財団法人)を目指しています。

②「活動共感助成」事業(資金循環および情報発信力向上事業)
 寄付者が応援したい事業を選べる仕組みを提案しています。
 寄付による資金集めに取り組みたい団体が事業を基金に提案し、基金がそれをリスト化して広報し、寄付者はそれらの事業の中から支援したいと思うものを選んで寄付します。寄付を受け付けた基金は、それをもとに助成を実施します。

③市民ファンドの共同広報事業
 市民ファンドが集まり、より一層認知度を高めるため、共同で広報活動に取り組んでいます。
 「kifu KOBE」http://kifukobe.jp/

 この事業は神戸市で活躍する市民ファンドを中心とした団体などをメンバーとして運営委員会が主体となっています。
<運営委員会>
 財団法人 神戸学生青年センター「六甲奨学基金」
 公益財団法人 神戸文化支援基金
 公益信託 神戸まちづくり六甲アイランド基金
 NPO法人 コミュニティリンク
 認定NPO法人 市民活動センター神戸
 NPO法人 しみん基金KOBE
 定住外国人子ども奨学金実行委員会
 「ひょうごコミュニティ基金」(仮称)準備会
 認定NPO法人 フードバンク関西
 神戸市(協働と参画のプラットフォーム)
 財団法人 木口ひょうご地域振興財団
 社会福祉法人 神戸市社会福祉協議会
 兵庫県中小企業家同友会※
 日本政策金融公庫※

*上記の①から③の事業は、2011年9月から「新しい公共支援事業」の一環で行っています。①②は兵庫県から受託し、③は神戸市の補助を受けて実施しています。