「NPO法人ふくしま新文化創造委員会」訪問記

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8月28日(木)、NPO法人ふくしま新文化創造委員会の事務所を、中田と諏訪の2名で訪問しました。

当初うかがっていたところでは、ふくしま新文化創造委員会は、舞台公演をメインにした団体で、「それ以外のときには何をしているんだろう…?」「次回の公演はあるんだろうか…?」と思っていたのですが、お話しをうかがって氷解しました。

舞台公演は、すでに2回の公演を成功させ、3回目も構想中とのことでした。2回の公演は、それぞれ、1400人(1回目)、1200人(2回目)を動員。これは十分成功と言っていいでしょう。特に、2回目は、1回目の公演の評判が影響するので、興行団体としての実力が試される機会でしたが、そこで成功したのは大きいと感じました。

また、公演のない時期は、県内各地のイベントを中心に、所属のダンサーらに出演依頼が来るそうで、これも盛況のようでした。また、単なるイベントだけではなく、子ども向けワークショップへの講師派遣など、広い意味での被災地の復興・振興に、文化の面で貢献しておられるようでした。これに加えて、代表の佐藤さんとしては、震災の記憶を残すための施設を、福島市内に作りたいとのことで、これはビジネスセクターの人たちと協議を行っている段階とのことでした。

組織形態の面では、「ロメオ株式会社」と、「NPO法人ふくしま新文化創造委員会」と、パフォーマンスグループとしての「パラディッソ」は、実態としては重なっていて(ただし、全く同じというわけではない)、場面によって使い分けているようでした。このあたりの融通無碍な感じは、いまのところうまく機能しているようです。

【中田コメント】佐藤さんとも今回初めてお目にかかる。舞台公演の仕掛け人というからもっとギラギラした感じを想像していたが、温厚かつ誠実そう、でもすごいイケメンの若者!パフォーマー個々人の活躍の場は今後も作っていけそうだが、その核となる組織をどのように運営していくか、まだまだ模索中とのこと。暗い世相をブッ飛ばすためにも、ぜひとも頑張ってほしい。